知っておきたい、不動産購入の流れ
不動産を購入しようと思っているものの、手続きが面倒そうだと尻込みしている人はいませんでしょうか。不動産には購入する際の流れがありますので覚えてしまえば苦労することはありません。
では、どのような過程を踏んでいくものなのか見ていきます。
分譲物件の購入
分譲の不動産を購入する際は、希望条件を整理することから始めます。自分の不動産に充てることができる予算の中で買いたい物件を探していくことになります。
この流れの中で欠かしてはいけないのは、申し込みをする前に現地にしっかり赴くことです。
ネットや新聞の折込の情報だけで十分と決め付けてしまうと、実際に購入したときに自分のイメージとのズレが生じる可能性がありますので、自分の目で確認するのを怠ってはいけません。
申し込みをした後、住宅ローンを組む場合は銀行に事前審査の申し込みをします。資金の確認ができたら不動産の重要事項の説明を受け売買契約に移ります。契約が成立した後は住宅ローンの本申し込みを行い、決済日を確認します。
決済には登記を行う司法書士も同席し、物件の引渡しが行われることになり、全ての工程が終了します。以上が分譲物件購入の流れです。
仲介物件の購入
仲介者を通して購入する不動産は、分譲と少し違う流れです。希望条件を整理して、購入する住まいを決定して現地へ確認に赴く、という流れは同様ですが、この際不動産会社に仲介を依頼することになる点が異なります。
仲介契約を結ぶことにより、売主とのコミュニケーションを取れるようになり申し込みが出来るようになるのです。
仲介業者を通した売買の交渉が上手くいけば、後は分譲物件と変わらずに、住宅ローンの事前審査から契約、決済・物件の引渡しが行われて工程終了です。
仲介の依頼をしなくてはならないので、忘れずに不動産会社を見つけておく必要があるでしょう。
物件によりどちらを取るか決める
このように不動産の購入には主に二つの流れがありますが、どちらを選ぶかは自分の買いたい物件によって決まります。
基本的に分譲は新築マンションや戸数の多い一戸建てが対象となるものが多く、仲介は戸数の少ない一戸建てや中古物件が主な対象です。
自分で購入したい形態を決めることは出来ないので、購入を希望している物件がどちらであるのかを事前に確認しておく必要があるでしょう。
また、仲介物件の場合は前項の通り不動産仲介会社に依頼を行うことになります。中には仲介手数料無料の不動産会社もありますが、一般的には仲介の際の手数料がかかるので、その点も加味した上で予算を用意しなければなりません。
踏まなければならない工程は多いですが、理解すればスムーズに進めることが出来るので、希望の不動産があればリサーチから始めるといいでしょう。